葬儀業者との契約
多くの人はあらかじめ葬儀業者を決めているということはないため、
病院の公衆電話の前でタウンページを見て適当に決めたり、
親戚のおじさんが以前あの業者にしてもらったよ、といえば
その業者に電話したり、何もあてがなければ病院の看護婦さんに
紹介してもらった業者に電話するということになります。
しかし、葬儀業者との契約は100万円を超える個人としては
比較的大きな契約になるにも関わらず、価格交渉をしたり、
相見積もりをとったりしづらい契約ですので、
安易に業者を決めるのも考えもの。
事前に検討しておくことも重要でしょう。
身内の方が亡くなった直後
葬祭業者に葬儀の依頼をするのは、
身内の方が亡くなった直後ということになります。
当然、普通の気持ちではありません。
取り乱してしまって何もできないとか、
取り乱さないまでも、初めてのことに
何をすればよいのか分からないということが普通です。
多くの病院には霊安室が用意されていますが、
ここは一時的な安置施設に過ぎませんし、
大抵は定員が1名です。
病院としても、霊安室で長居してもらうわけにはいきませんので、
早めに葬儀業者に霊柩車(寝台車)を手配してもらうよう促されます。
無理のない範囲で
冠婚葬祭互助会は、もともとは
一時的に大量の費用がかかるお葬式や
結婚式といったイベントに備えて、
集落毎に定期的な積み立てを行い、
村人の誰かが亡くなったときに
その積み立て金を取り崩して
葬儀の費用としたというのが始まりのようです。
今では、個人個人で葬儀や結婚式に備えて
月々3000円から1万円ぐらいの積み立てを
行うようなシステムになっています。
今も昔もお葬式は急に多額の費用がかかりますが、
無理のない範囲で積み立てておくことで慌てないで済みますね。
冠婚葬祭互助会
葬祭業というのは、元々、地域に根ざした企業でした。
しかし、最近では全国的にフランチャイズ展開を行ったり、
別々の地域で同じ会社が経営をするといった動きがあります。
その中でも、昔からある葬祭業者として、
冠婚葬祭互助会がありますね。
互助会というのはいろいろな会社や組織の中で、
お互いを助けるためのグループとして存在しますが、
冠婚葬祭互助会というのは、冠婚葬祭に関する互助会で
不特定多数の人に入会資格があるものです。
プロとしての葬祭業者が必要
村の中で協力し合って行っていた以前と違って
今では葬式は全て故人の身内が行います。
何の知識もない人が滞りなくお葬式を終えるためには、
プロとしての葬祭業者が必要で、
非常に頼りにされる存在になっているのです。
職業に貴賎なしといいますが…
職業に貴賎なしといいますが、
以前は、葬祭業はどちらかというと
卑しい職業とされていたこともあります。
遺体を見たり、触ったりするのが心地よいという人は
なかなかいないでしょう。
特に昔は感染症を防ぐ知識などが今ほど一般的ではありませんから、
亡くなった方との接触により病気になったりすると、
たたりだの、のろいだのといったことが言われ、
そんな穢れた遺体を触るのは、もっぱら卑しい職業とされていたわけです。
以前は村ぐるみで葬儀をやっていた
葬祭業というのは、
人間が文明的な暮らしをするようになってから、
ずっと存在している職業と言えます。
以前は村ぐるみで葬儀をやっていたので、
葬祭業としてお金をとってお仕事をしていた人は少ないようですが、
それでも、葬式のプロというか、葬儀のときに、
中心となって動く係が決まっていたというところも多いようです。
葬祭業者というプロ
どんなお葬式でも、
ぶっつけ本番のライブと大差ない…と前回書きました。
こう考えると、お葬式というのが
いかに無謀なイベントかというのが分かりませんか?
そんなぶっつけ本番のイベントを滞りなく進行させ、
終わらせるためには、葬祭業者というプロが
必ず必要になるというのも納得できるでしょう。
その人のお葬式というのは一回限り
いくら長期間の入院をしていたとしても、
医者から余命を告知されていたとしても、
今夜が峠だと言われていたとしても、
やはり身内が亡くなってしまうというのはショックなものです。
そもそも、どんな人でも、
その人のお葬式というのは一回限りしかありません。
基本的にリハーサルというのはありませんから、
どんなお葬式でも、ぶっつけ本番のライブと大差ないわけです。
葬祭業というのは?
葬祭業、つまり葬儀屋さんというのは、
どこの地域にも必ずあるお仕事です。
亡くなった人を弔うお手伝いをするお仕事ですね。
よく勘違いされがちですが、
葬祭業者がお葬式を催すわけではありません。
お葬式をするのは、あくまでも亡くなった故人の身内であり、
宗教者であるわけです。
葬祭業というのは、
そういったお葬式のお手伝いをする業者ということになります。